アフリカ日記(その2)

アフリカ日記(その1)の続編です。

発展めざましいタンザニア

タンザニアの発展は目覚ましいです。昨年部分開業した高速鉄道の駅は、建築的にとても美しいデザインで、私の持っていた「アフリカ=茶色の大地しかない発展途上国」というイメージを大きく覆しました。この駅はタンザナイトというタンザニア原産の宝石をモチーフに作られており、商都ダルエスサラームから首都ドドマまでの移動が快適になるそうです。ただ、ドドマまで開通するのは3週間後とのことで、今回乗れなかったのは残念ですが、国の近代化が進む一方で、人々の温かさは変わらず、「カリブ・サナ(ようこそ)」と笑顔で迎えてくれます。急速に発展するこの国では、きっと新しい発見と感動が待っています。タンザニアは未来に可能性があふれている素晴らしい国です!

タンザニア市街地の風景。

タンザニアのスーパーマーケット

ダルエスサラームのスーパーマーケットに来ました。私のイメージしていたスーパーとは違い、さまざまなブランドのテナントが入っている、デパートのような複合施設でした。店内を歩き回っていると、思わず笑ってしまう光景に遭遇しました。変な日本語がプリントされたTシャツが並んでいたのです。どうやらアフリカの人々には日本語はカッコイイと思われているようですが、その日本語の意味はちょっと変で、センスが独特だなと感じました。「MADE IN CHINA」かなと思いきや、タグには「MADE IN SOUTH AFRICA」の文字が。この発見は、アフリカ大陸の経済事情を考えさせるきっかけとなりました。調べてみると南アフリカは工業も発達しており、アフリカ諸国の中でも特に発展が進んでいるとのこと。タンザニアも南アフリカに続く発展をしていくことでしょう。一枚のTシャツを通して、アフリカの多様性と可能性を垣間見た瞬間でした。

タンザニアのスーパーマーケットの外観。「SHOPPERS plaza」の文字が見える。
スーパーマーケット店内の様子。テナントが入っており、たくさんの人達が買い物をしている。

1回目の帰国

タンザニアでの1回目現地調査も、いよいよ終わりを迎えました。空港に向かう車の中で、この数日間に見た景色、現地の人々との交流の思い出が蘇ります。
タンザニアの魅力は自然の雄大さだけでなく、経済発展の勢い、人々の温かさにあると感じました。
脱輪して動けなくなった車を、名前も顔も知らない人々が集まって、10人で力を合わせて押している光景に出会いました。その瞬間、「この国には助け合いの心があるんだなぁ」と強く感じました。
近日中にまた戻ってきます!

夕方、空港に向かう途中の車窓から見た景色。10頭ほどの山羊草を食んでいる。

今回の調査はここまで。次回の調査でも日記をご紹介したいと思います。