アフリカ日記(その1)

当社は「2023年度 JICA中小企業・SDGs ビジネス支援事業 ニーズ確認調査」に採択され、当社社員を含む調査団が7月12日から約2週間、タンザニアで1回目の現地調査を行いました。

現地から送られてきた日記をご覧ください。

出発

成田空港に到着し、多国籍な人々やカラフルな飛行機が並ぶ光景を目にしました。これからタンザニアに飛び立つという実感が一層強まり、心が引き締まる思いです。異なる文化や背景を持つ人々が集まるこの場所で、アフリカに向かう決意が固まりました。無事に帰って来た時には日本がどれだけ素晴らしい国であるかを実感するのかもしれません。人種を超えた、さまざまな境遇の人々との出会い、そしてまだ見ぬ世界への冒険が始まる予感に胸が高鳴ります。

成田空港の景色。エティハド航空の旅客機が見える。

ダルエスサラーム空港

タンザニアに到着しました!まず驚いたのは…ビックリするほど近代的な空港!ガードマンがしっかり警備してくれているので、空港敷地内の治安はそれほど悪くないとのことでした。道路は日本と同じ左側通行。日本の車もたくさん走っており、第一印象としては『商都ダルエスサラームの建築物と道路は日本と同じくらい近代的』といった印象です。私の中のアフリカの概念を覆されました。

気持ちを引き締めて調査に臨みます!

ダルエスサラーム空港の到着口玄関を外から撮影。

Saba Saba

タンザニア最大の産業展「ダルエスサラーム国際見本市(通称:Saba Saba)」に来ました!Saba Sabaとはスワヒリ語で「7・7」を意味しているそうで、毎年7月7日を挟んだ時期に開催されているそうです。ここではタンザニアの地元主要企業や政府系機関、そして外資系企業が出展していました。大手日本企業も出展していて、この国の投資ポテンシャルの熱気を感じることができました。

サバサバフェスの様子。道路沿いにはブースが並び、路上にはたくさんの人が歩いている。

タンザニア人の国民性について思ったこと

私が個人的に感じたタンザニア人の印象として、基本的にみんなニコニコとしていて誰にでも気軽に話しかけてくれる人が多いと感じました。音楽と踊りが好きな国民性とのことで、サバサバフェスで地元の大学生が民族踊りを楽しそうに踊っているハッピーな光景は、まさにそれを象徴していました。

一方で、道路周辺は無秩序でカオス、かつ防犯上もなかなか危険な印象を受けました。

現地の方の話では、きれいな道路や信号機設備もあるが『交通ルールは守らないのが標準』なのだそう…。たぶんこれは50~60年程前の日本でも同じような無秩序さだったのかもしれないなと想像しつつ、随所に日本人と相性が合いそうな印象を受けました。

サバサバフェス、ダルエスサラーム大学のブースの前で5人の学生が民族遺書を着て踊っている。

(その2へつづく)